二飜役

　一般に二飜とされている役の説明です。

二飜役: 全帯
三色同順
一気通貫
対々和
三色同刻
混老頭
三暗刻
三槓子
小三元
七対子
ダブルリーチ

全帯: 　構成牌すべての組み合わせにヤオ九牌が含まれるときにつく役です。ヤオ九牌のみのときは純全帯になります。チャンタ。
[例]
（南待ち）
三色同順: 　数牌三種類を使い、同じ数字の順子を三組作る部分役です。食い下がりなので食いがあると一飜にしかなりません。
[例]
（七索・東待ち）
一気通貫: 　同一種類の数牌で一二三、四五六、七八九の順子をつくる部分役です。食い下がりなので食いがあると一飜にしかなりません。部分役とはいえ同一種類の数牌を九枚も使うので、他家に読まれやすくなる傾向にあります。
[例]
（一・二索待ち）
対々和: 　四組の刻子（槓子）をつくる役です。だから順子は含まれません。食い下がりではないので、いくら食いがあっても二飜になります。トイトイ。
[例]
（七筒待ち）
三色同刻: 　三種類の数牌を使い、同じ数字の刻子（槓子）を三組作ると得られる部分役です。対々和との組み合わせも狙ってみましょう。
[例]
ロン
混老頭: 　すべてヤオ九牌で作る役です。必ず対々和が複合されるため、実質四飜になります。さらに字牌がなければ清老頭、数牌がなければ字一色という役満貫になります。
[例]
ロン
三暗刻: 　暗刻（暗槓）を三組作ると得られる部分役です。さらにもう一つ暗刻（暗槓）を作ると四暗刻という役満貫になります。
[例]
（一・四索待ち）
三槓子: 　一人で槓を三回すると得られる部分役です。対々和を組み合わせるのがいいでしょう。さらにもう一つ槓をして四つにすると四槓子という役満貫になります。
[例]
（九索待ち）
小三元: 　三元牌のうち二組を刻子（槓子）、残りの一組を雀頭にしてあがればこの部分役がつきます。三元牌は刻子（槓子）にすると飜牌になるので実質四飜の価値があります。三元牌を三組とも刻子（槓子）にできれば、大三元という役満貫になります。
[例]
（七索待ち）
七対子: 　ほかの役とは異なり、対子を七組作る役です。役の性質上、門前聴牌が条件になります。守りに強い役です。二個ずつそろえることから、「ニコニコ」という俗称がついています。
[例]
（西待ち）
ダブルリーチ: 　リーチが一順目に行われるとダブルリーチとなり、あがると二飜が与えられます。ほかはリーチと同じです。配牌と第一ツモの運に左右されるので、狙ってかけることはできません。